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2025.06.09
こんにちは!今回は、2024年4月に施行された「労働基準法の改正」について、求職者の皆さんに役立つポイントを分かりやすくご紹介します。
改正ポイント①:残業時間の管理がより厳格に
今回の改正では、企業に対して「時間外労働(残業)の上限をしっかり管理すること」が、より強く求められるようになりました。
たとえば、あるIT企業では、かつては月60時間以上の残業が常態化していました。しかし、改正を受けて労務体制を見直し、今では月45時間以内に抑える取り組みが進められています。
無理な働き方の見直しが進む中で、社員の健康維持や定着率の向上にもつながっているようです。
改正ポイント②:勤務間インターバル制度の「努力義務化」
さらに注目したいのが「勤務間インターバル制度」の努力義務化です。
これは「退社から次の出社までに、一定の休息時間(例:11時間)を設ける」という制度で、企業に導入が推奨されています。
ある小売業の企業では、これまで閉店後の片付けで深夜まで働いていたスタッフも、翌日の出勤時間を調整するように変更。結果、睡眠時間がしっかり確保され、仕事のパフォーマンスも向上したそうです。
求職者がチェックすべきポイント
これらの法改正は、求職者にとって「働きやすい企業を見極める新しい基準」になります。
求人票を見るときは、以下のような点に注目してみましょう。
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勤務時間の記載が明確か
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勤務間インターバル制度が導入されているか
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残業時間や休日日数に実態とかけ離れた記載がないか
まとめ
今回の労働基準法の改正は、働き手の健康と生活を守るための大きな一歩です。
転職活動中の方は、ぜひこのタイミングで「自分に合った働き方」や「安心して働ける職場環境」について、じっくり考えてみてください。
迷ったときは、私たち人材紹介のプロにお気軽にご相談くださいね!