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【ヒトナビ通信】2020年の採用は「面接数」を追う

  • ヒトナビ通信記事

2020.01.11

今月のヒトナビ通信  2020年1月 Vol51


 

昨年も採用に苦しんだ企業様は多いと思います。もちろんその流れは今年も変わらず続きます。

当社でもパチンコ業界に優秀な人材を集めるかを常に考え情報発信をしております。

人材に向けては2020年の「パチンコ転職市場は採用基準が変わる」という記事で募集を集めています。

 

今回は、そのような厳しい採用時代に少しでも役立つ情報をお届けできればと思い、その一つとして「面接数」を増やしていくことを提案致します。

 

若年層は転職が当たり前の時代

若年労働者(20代~34歳)雇用実態の調査結果から考えていきたいと思います。

厚生労働省の調べでこんなデータがあります。

 

若年労働者は、初めて勤務した会社に現在勤めていない割合47.4%

※平成30年 厚生労働省調べ

 

期間は出ていませんでしたが、新卒で入社したうちの約半数の若年労働者は新卒で入社した企業を辞めています。

 

退職理由は2つ

主な退職理由

 

①労働時間・休日・休暇の条件がよくなかった( 30.3%)

②人間関係 がよくなかった(26.9%)

 

①に関しては、入社前に確認しておけばいいと思われるかもしれませんが、実は多くの中小企業では何とか採用したいがために表面上(文字)ではよい数字を見せて、実際は異なるという事がほとんどです。これはパチンコ業界とかではなくすべての業種に存在します。

 

①と②が整っていない企業の場合、新卒採用を行い何とか採用できたとしても、教育した頃に違う企業に転職という事が起きやすくなります。

実際に新卒採用を行っている企業様は過去のデータで分析してみてください。

採用を行ってから退職までの期間と費用みてみましょう。

 

おそらく非常に大きな採用コストと、採用・教育に関わる人の時間が費やされているはずです。

 

新卒採用を見直す

そこで、今回のご提案は極論でお伝えします。気分を悪くしないで頂きたいのですが、

余剰人員が確保でき、採用・教育に専念できるリクルーターが社内にいない間は、若年労働者の採用は諦めるということです。

 

諦めるというと聞こえはよくないですが、10年、20年先の状況よりも2年3年先の状況を見据えて動くことが重要だからです。

 

人員確保+教育時間を省くキャリア採用

やはり、新卒のメリットは多くあるので、新卒採用は遅かれ早かれ必要になりますが、人員不足の会社に入社しても教育も出来ず、教わる側も教える側も大変な思いをしたわりに、中々WIN-WINになりません。

 

そこで、一旦採用ターゲットを若年労働者から40代~50代まで広げた中途採用に切り替えて考えてみましょう。

 

 

これはパチンコ業界に限ったことではなく、多くの産業で既に始まっています。

シルバー人材採用も活発化しているくらいですから、40~50代の転職も活発化するのは当然とも言えます。

 

若年労働者の採用は、少子化が進む日本では、今後更に求人倍率が上がり厳しい状況は変わりがないので、

数年先の会社経営を考えていくうえで、40代~50代のミドル世代の採用は無視できません。

 

40代50代採用のメリットとリスク

もちろんミドル世代を採用するメリットとリスクがあります。

 

《メリット》

①経験が豊富な為、成果が期待できる(教育がそこまで必要ない)

 

②安定した勤務が期待できる(年齢で転職が厳しい事を知っている為)

 

③企業規模で入社を決めない為、中小企業でも採用しやすい

 

 

《リスク》

①将来的な活躍が見えにくい(年齢)

 

②組織適応能力に不安がある(固定概念)

 

③チャレンジ精神に欠ける可能性がある(定年までの逆算から保守的)

 

もちろん、これらはあくまで一般論です。一般論で採用するのは難しいので極論で考えましょう。

40-50代の中にも必ずリスクになりにくい人がいると仮説を立て、まずは「面接」を行うことです。

年齢を理由に書類選考の段階で落とすのではなく、先ずは面接で会ってみて判断しましょう。

 

40-50代の方が入社した際に注意すべきは、定年までを逆算し転職が厳しい年齢なので、保守的な考えで会社にしがみつく社員も出てきます。つまりぶら下がり社員です。そのような場合は人事評価制度をもとに面談をし、本人が変わらなければ会社に居づらい環境を作りましょう。

例えば、仕事や課題を定期的に与えて、成長しないと会社にいれないと思わせることです。

 

社内で転職の話がタブーではなく転職の知識を会社が社員に持たせる

転職というキーワードは日本では会社で言ってはいけない風潮があります。子供ができることについても学校できちんと教えないのと似ています。

 

転職とずっと向き合ってきた私としては、しっかりと「転職とは何か」を理解させることは、転職を助長させるのではなく、むしろ、今の会社で自信を持てるくらいのキャリアを積むまで頑張ろうとする人が多くなると考えています。

 

今の時代はyoutubeなどで転職についての考えなどを公開している人が多くいます。

自店のスタッフもそのような動画を見ている可能性が高いです。それを会社は知らないではなく、そのような動画を見ている前提で自社(自店)では何が学べて、仮に転職してもどのような業種で活躍できるのか示してあげることが大切です。すると、本人が今の会社で働く理由にもつながり、生産性もあがるケースがあります。リクルートなどはまさにそれですね!

 

最後にそんな元リクルートで副業収入1億円で有名なmotoさんが書いた「転職と副業の掛け算」の中で、

軸ずらしの転職という考え方が非常に面白かったので共有します。

 

軸ずらし転職

転職で年収をアップさせるには、「職位」か「業界」のどちらかを、年収の高いほうに「ずらす」という考え。

 

例)パチンコ店で店長職として働いているケースの場合

 

転職し年収を上げていくには

 

① 業界(パチンコ業界)はそのままの場合

職位(店長)を変えないと年収アップは難しいということです。この場合、店長がエリア長で他社に行くことは今の時代難しいです。

 

そして、最近増えているのが、

 

② 業界(パチンコ業界)を違う業界に変える場合

不動産、飲食業界など業界を変えるという軸ずらしですが、多くの人が失敗します。理由は単純です。

 

2つの軸をずらしてしまうからです。

 

パチンコ業界で店長の方が、IT業界でいきなり同等の店長(マネージャー)クラスの転職は難しいわけです。

この場合IT業界に行けたとしても職位は平社員でしょう。

 

つまり、業界も職位もずらしてしまい大幅に年収が下がります。

 

また、仮に業界をずらし職位が店長の場合があったとします。

例)飲食業界に店長で転職した場合など

この場合軸ずらしは成功したように見えます。

 

飲食業界で店長なので、業界だけがずれています。

ですが、年収は業界の市場規模に連動します。

 

飲食業界の市場規模よりパチンコ業界の市場規模が大きく、職位別の平均年収で見ても、当然パチンコ業界が高くなります。その為、飲食業界の店長よりもパチンコ業界の店長の方が年収が高くなります。結果、転職して年収は下がります。

 

したがって、パチンコ業界経験者は、同じパチンコ業界という軸で転職活動をすることが、

最も年収アップのチャンスが高いと現時点では言えます。

 

業界経験者の流出を防ぐためにも、当社のアドバイザーから求職者に上記の件をお伝えしたりしますが、そのような正しい転職情報を会社でも自然に話せる雰囲気が大切な時代だと思います。

 

 

文責:河合

 

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